ハンセン病の闘いの歴史に学びともに考えるBBS
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[2359] 愛生11月・12月号メール届く! 投稿者:ルリカケス 投稿日:2010/12/05(Sun) 22:26  

   (私の尊敬する医師の原稿届く!)
 *毎回送られ来るが、考えせる原稿である。


 2009年(平成21年)にハンセン病問題基本法が成立し、各療養所はハンセン病施設として存続することになった。入所者の居住権が法的に確立し、生涯を園で過ごすことが保障されたので安心した方も多かったと思う。しかし、この法は現在のハンセン病医療の課題に充分応えてはおらず、療養所問題基本法というべき内容になっている。愛生園が医療福祉施設として再出発する機会を失い、ハンセン病だけの施設のまま終わるのは残念でならない。これでは基本法は療養所存続法になり、皮肉にも隔離政策が総仕上げされることになる。光田イズムを批判するなら、愛生園をハンセン病から解き放ち、入所者をふつうの人として遇して生を全うしてもらうべきではなかったか、と思われてならない。光田が築き、残した隔離施設として終わるのは、終生隔離という愛生園創立の理念にふさわしいのかもしれないが。


[2358] Re:[2356] [2355] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/12/05(Sun) 12:39  

> 確かにそこに流れていた魂がある。そのわずかでも引き継ぐことができたのか、後悔ばかりの日々。裁判ののち、「運動」の片隅に身を置いてみたけれど、何かが違う、何かが足りない。そう思うことが多くなりました。

同感です。

> そんな時にふと気がついたんですよ。彼らが書き遺したものがあるじゃないか。「ハンセン病文学全集」もあるじゃないか、って。
> 心からそう思います。
> いや、本当にそう思うんですよ。

「運動」にかかわっている若い人に読んで欲しいと思いますが……。

ところで、看護婦さんでも「青い鳥」の上田婦長などは相当思い通り行動していたようですが。



[2357] Re:[2355] 無題 投稿者:ルリカケス 投稿日:2010/12/04(Sat) 17:23  

> 療養所の看護師があんなに自由に行動できるのかしら?とか、こまかなことをこといえば、まあいろいろとありましょうが、支持します。

ETさんへ

療養所の看護師があんなに自由に行動出来ないです。

まぁー平たく言えば和光園だけかも知れないですが?現在看護師は、何かに、脅えて、仕事しています。

昔は良かったのですが?私がいた当時までは、私は退所いたし来年で6年目に入ります。

その映画「ふたたび」を、園長&総看護師長に見せたいですね!奄美では、未だです。



[2356] Re:[2355] 無題 投稿者:朝潮太郎 投稿日:2010/12/04(Sat) 12:44  

> あ、そうそう、「ふたたび」の主役を演じた財津一郎、よかったです〜。
> 療養所の看護師があんなに自由に行動できるのかしら?とか、こまかなことをこといえば、まあいろいろとありましょうが、支持します。
>


おぉ、そうですか。
見てないですが、国の責任が描かれてない、とかなんとかどこぞが抗議するのしないのって話は出るだろうか、などと冗談めかして話題にしておりました。
近いうち見てみます。


話それますけど、今月号の「映画秘宝」に、1979年当時『ビッグコミックオリジナル』に掲載中だった医療漫画『夜光虫』の第100話のことが載っていて面白かった。『児心音異常』。主人公の女医が障害児殺害に手を汚す話らしい。障害者団体などから抗議を受け小学館は掲載誌を全国の書店から回収、全国紙に謝罪広告を出し連載も打ち切った。
中でも「青い芝の会」神奈川県連合の抗議は激しかったそうで、横田弘会長が小学館に出向いての直談判。同社第二編集部長に訴えた内容が当時の「青い芝の会」の会報から引用されている。
確かに抗議を受けてもいたしかたないストーリーではあったようだが、それはさておき、時の障害者開放運動の熱と、掲載誌に特集を組んでの出版社側の謝罪文もまた真摯な熱を帯びているように感じられた。はて引用しようかと思うとたいしたことを書いているわけではないのだが。

また話かわって、先週、中国人映画監督ワン・ビンの『溝』というのを観ました。ドキュメンタリーを撮ってきたワン・ビン初のフィクション。1957年、中国共産党の政策に批判的な知識人が一斉に摘発され、右派分子として大陸奥地の砂漠地帯に送られ過酷な環境のもとで労働を強いられた。多くの死者も。当時の関係者の証言を集め、俳優たちによって「再現」したフィクション、とでも言うのかな。それをドキュメンタリー風に撮っています。
ネズミを食う。死人の衣類は剥ぎ肉までも。病人が吐く傍らでその吐瀉物を手でまさぐり、拾える粒は拾ってむさぼり食う人。でも乾いていて美しい。こちら側に一切媚びず、何も押しつけてはこない。けれども映像の力がすごくて、私なんかは圧倒されて身動きができない・・・うちに淡々としてもいる描写に少しウトウトとしながらも、(文字どおり)目の覚めるような女性の慟哭が響き渡って、そこから先はすっぽりワン・ビンが作り上げた世界に引き込まれてしまった。
この映画についての議論は慎重にすべしという意見もチラと読んだし、どうのこうのはとても言えないが。証言者たちが証言しているさまを撮るという手法では作り得なかったものなのだろう。

また話飛んで、もうだいぶ前になってしまった、多磨全生園。東京にいらした上田婦長さん(あくまで「婦長」さんね)との再会で上機嫌のSさん。その語り口やさまがあまりに面白くて、しばらくしてからそういう映像を誰か残してくれないものかと考え始め、ならば自分で撮ってやれ、と。フィルムである必要はない。今はYOU TUBEなどのおかげで素人でも簡単に映像をパブリッシュすることはできる。なんともまぁ軽々しい発想。ルリカケスさんから別件でかかってきた電話でその暑苦しい思いを伝えたところ、使ってないビデオカメラを提供しようかとまで言ってくださった。


『ビッグコミックオリジナル』の件があった79年といえば、学生だった私が愛楽園に行き始めたころです。なんとなく肌で思い出す時の空気はある。それとは別に、今思えば至福の映像美も記憶の中にある。盲人会の会合や入所者の一室、朝まで興じた海岸。確かにそこに流れていた魂がある。そのわずかでも引き継ぐことができたのか、後悔ばかりの日々。裁判ののち、「運動」の片隅に身を置いてみたけれど、何かが違う、何かが足りない。そう思うことが多くなりました。

そんな時にふと気がついたんですよ。彼らが書き遺したものがあるじゃないか。「ハンセン病文学全集」もあるじゃないか、って。
心からそう思います。
いや、本当にそう思うんですよ。
説得力ないうえ無理くりな文章になってしまいましたけど、晧星社への感謝と拍手・・・のつもりです。




[2355] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/12/03(Fri) 19:18  

あ、そうそう、「ふたたび」の主役を演じた財津一郎、よかったです〜。
療養所の看護師があんなに自由に行動できるのかしら?とか、こまかなことをこといえば、まあいろいろとありましょうが、支持します。



[2354] Re:[2353] [2348] [2347] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/12/03(Fri) 19:13  

> > > おめでとうさん!(ご苦労さま!!)
> >
> > ありがとうございます。
> > でも、この賞、一般紙には載らないのね。
>
> 「出版ダイジェスト」に載るからいいじゃない!

よく知ってるね。昨日原稿をおくりました。
みんな「ですます調」で書いているけれど、勢いで「である調」になりました。(笑)



[2353] Re:[2348] [2347] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/12/03(Fri) 19:08  

> > おめでとうさん!(ご苦労さま!!)
>
> ありがとうございます。
> でも、この賞、一般紙には載らないのね。

「出版ダイジェスト」に載るからいいじゃない!


[2352] Re:[2351] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/12/03(Fri) 11:28  


> 北風さんおめでとうございます。

ありがとうございます。
「ハンセン病文学」との出会いと多くの人のご協力の賜物と感謝しております。



[2351] 無題 投稿者:ルリカケス 投稿日:2010/12/03(Fri) 11:20  

> 第26回梓会出版文化賞に紀伊国屋書店出版部、同特別賞にせりか書房、西村書店、第7回出版梓会新聞社学芸文化賞は、皓星社に決定いたしました。


北風さんおめでとうございます。

長年の苦労が実りましたね。



[2350] Re:[2348] [2347] 無題 投稿者:通信社 投稿日:2010/12/02(Thu) 14:52  

> でも、この賞、一般紙には載らないのね。

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100131/acd1001310832008-n1.htm

去年のニュースならあった。


[2348] Re:[2347] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/12/02(Thu) 09:37  

> おめでとうさん!(ご苦労さま!!)

ありがとうございます。
でも、この賞、一般紙には載らないのね。




[2347] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/12/02(Thu) 09:31  

おめでとうさん!(ご苦労さま!!)


[2346] Re:[2345] [2344] 梓会出版文化賞 投稿者:北風 投稿日:2010/12/02(Thu) 09:01  


> おめでとうございます!
> やっと10年以上のご苦労がむくわれましたね。
> 涙が出そうなニュースだ。

ありがとうございます。
通信社さんも授賞式には取材にお見えになりますか?



[2345] Re:[2344] 梓会出版文化賞 投稿者:通信社 投稿日:2010/12/01(Wed) 19:12  

> 「新聞社学芸文化賞」は、「第20回を記念して新たに創設した<新聞社学芸文化賞>は、主要新聞社・通信社の文化部長で構成した選考委員会が選考にあたっています」ということだそうです。
>
> http://www.azusakai.or.jp/index.html
> 第26回梓会出版文化賞決定!
> 第26回梓会出版文化賞に紀伊国屋書店出版部、同特別賞にせりか書房、西村書店、第7回出版梓会新聞社学芸文化賞は、皓星社に決定いたしました。
>
> 授賞式は2011年1月18日(火)に日本出版クラブ会館で行われます。

おめでとうございます!
やっと10年以上のご苦労がむくわれましたね。
涙が出そうなニュースだ。


[2344] 梓会出版文化賞 投稿者:北風 投稿日:2010/12/01(Wed) 10:42  

「新聞社学芸文化賞」は、「第20回を記念して新たに創設した<新聞社学芸文化賞>は、主要新聞社・通信社の文化部長で構成した選考委員会が選考にあたっています」ということだそうです。

http://www.azusakai.or.jp/index.html
第26回梓会出版文化賞決定!
第26回梓会出版文化賞に紀伊国屋書店出版部、同特別賞にせりか書房、西村書店、第7回出版梓会新聞社学芸文化賞は、皓星社に決定いたしました。

授賞式は2011年1月18日(火)に日本出版クラブ会館で行われます。



[2343] Re:[2342] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/12/01(Wed) 10:32  

> 間抜け。

あの声で蜥蜴食らうか時鳥

と言われないようにきをつけましょうねぇ。



[2342] 無題 投稿者:てえこふえ 投稿日:2010/11/30(Tue) 22:08  

間抜け。余計なことは書いて、映画のタイトルが書かれていない。
貼り付けた本人も観る気がないんだろう。

http://futatabi.gaga.ne.jp/index.html
 (映画タイトル「ふたたび)」)


[2341] この役、原田芳雄からオファーがきていると聞いたことがあったが、財津一郎になったんだね。「SONE」のママ、曽根桂子さんの記事が10月30日の朝日新聞夕刊の「惜別」に出ていた。 投稿者:北風 投稿日:2010/11/30(Tue) 08:29  

メールを張り付け。


宣伝コピーは「50年経っても変らない愛、そして友情に号泣ーー。是非、大切な方とご覧下さい。」とありました。
ハンセン病啓蒙映画というより、JAZZ映画かな。

大島青松園の入所者、貴島健三郎・財津一郎(78)は若き頃、才能あるジャズトランぺッターだったが、ハンセン病を発症、以後50年以上も大島青松園に隔離される。
野田百合子はバンドのピアニストで、貴島と愛し合い子どもを宿すが、彼の病気を理由に別れさせられる。
生まれた息子、貴島良雄・陣内孝則(55)は会社経営に苦しむが、健三郎を引取ることを決心する。
妻の貴島律子・古手川祐子(53)は娘の結婚を気にして、健三郎の引取りに反対する。
息子の貴島大翔・鈴木亮平(21)は大学生、ジャズサークルでトランペットを吹いている。
健三郎と家族四人の生活が始まり、世間のハンセン病回復者への偏見ならではの出来事が生ずる。
健三郎が孫の大翔とバンド仲間、犬塚弘・藤村俊二・佐川満男を訪ねる旅に出る。
そして、50年前に予定していて、ハンセン病による強制隔離のため出来なかった演奏会を、仲間を集めて、神戸の名門JAZZ クラブ ソネで、COOL JAZZ QUINTETTEの一夜限りのライブを実現する。
渡辺貞夫がソネのオーナーとして出演する楽しいJAZZ映画です。
随所にハンセン病関連事項が挿入されておりますが、普通の人は見落とすことでしょう。



[2340] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/11/23(Tue) 20:48  

近藤宏一『闇を光に――ハンセン病を生きて』みすず書房、2010年
http://www.msz.co.jp/book/author/15867.html


[2339] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/11/23(Tue) 20:46  

コピペ?
尹東柱


[2338] 尹東柱 その詩と生涯 投稿者:北風 投稿日:2010/11/22(Mon) 10:22  

土曜日、「コスモス忌」であった。
これは、故・秋山清とその仲間の合同追悼会みたいなものである。老アナキストたちが約100名。おいらは若手である。水田ふうちゃんは相変わらず元気であった。森洋介君がいたようだが、懇親会のときには消えた。

創樹社の玉井五一さんなど懐かしいひとにあう。玉井さんは駆け出しのころさんざんお世話になった。創樹社は『小熊秀雄全集』『尾崎翠全集』などを出版したがいまはない。『小熊秀雄全集』は村松武司が編集委員だったから村松の紹介だったのだろう。

また、元・筑摩書房の野上龍彦さん。野上さんとは、尾崎翠の「地下室アントンの一夜」に由来する新宿の「アントン」という名の酒場で初めてあった。そういや、当時フルブライトの貧乏学生だった現・一橋大学教授マイク・モラスキー君と会ったのもアントンだった。

その野上さんからいただいたご案内を掲載します。

多文化学校第4期連続講座第3回
尹東柱 その詩と生涯

講師 野上龍彦
日時 11月26日(金)19時〜21時(会場18時30分)
会場 大久保地域センターA会議室
問い合わせ 多文化学校事務局
新宿区大久保2−10−2−1F
電話 3205−7871

野上さんは、教科書編集者として1990年に茨木のり子さんの『ハングルへの旅』の最終章「尹東柱」を筑摩版の高等学校検定教科書に取り上げ、退職後も若い世代に尹東柱を広めようと活動中。教科書は現在も使われている。

○訂正しました
伊東柱→尹東柱


[2337] やれやれ。 投稿者:北風 投稿日:2010/11/11(Thu) 13:04  

一昨日から、田舎の老母が転んで骨折したというので急遽、田舎に。
お袋を病院に見舞って、親父と玄関先の陽だまりで口も聞かずに並んで日向ぼっこをしていったん帰ってきて、税務署に出頭して再びとんぼ返り。

お袋は昔からわがままで、前回何かで入院したときは、看護婦が不親切の見舞いが少ないのいって、病院のスリッパのままでタクシーで帰ってきてしまった。
病院では大騒ぎして、どこを探してもいない、問題になるのを覚悟してうちに電話して来た。その電話を受けたのがお袋である。

今回も「みんながうちで楽しくしているのに、あたしみたいな不幸なものはいない」と大げさに嘆いたり、ベッドから這い出してうちに帰るそぶりをするので、ナースステーションのまん前の病室に移されていた。



[2336] 昨日、早稲田祭。 投稿者:北風 投稿日:2010/11/08(Mon) 09:21  

「チャオ」という学生グループのシンポジウムにパネリストとして参加してきました。
人選の間違いじゃないかと確認したけれど、おいらのことを承知で(どこまで?)決めたというので、お受けしました。
相方は森元美代治さんと村上絢子さん。

話はどうということもないのですが、その後の学生さんたちとの打ち上げは楽しかったね。



[2335] 李君。 投稿者:北風 投稿日:2010/11/04(Thu) 09:42  

己の信仰さえ自己顕示の材料にする李君の投稿、それ以前に、約束に従って李君の投稿は削除しました。今後も李君は削除。申し訳ありませんがそれへのレスも削除。
ルールを守らないとアネックスも閂します。

お読みになりたい方は、
http://www.annex-net.jp/cgi-bin/libro/light/light.cgi
へどうぞ。


[2334] Re:[2333] 毎日出版文化賞 投稿者:通信社 投稿日:2010/11/03(Wed) 13:44  

> 実は半分本気で応募したのである。弊社がどうの、編集がどうのということではなく、素材において応募に値すると思ったからである。

ここで細かい点については言うつもりはないが、書物というものは「素材」だけではない。出版社の名前でもない。池澤夏樹の個人編集『世界文学全集』は、よき翻訳者たちの支えがあったからだと思える。

http://www.kawade.co.jp/sekaibungaku/

しかし、誰も手がけなかった「ハンセン病文学全集」は、いつかどこかで高い評価を受けるはずだ。


[2333] 毎日出版文化賞 投稿者:北風 投稿日:2010/11/03(Wed) 10:39  

毎日出版文化賞が発表になった。

全集などの企画部門は、池澤夏樹の個人編集『世界文学全集』(河出書房新社)ということであった。これは、納得である。池澤の仕事の評価というよりは、毎日出版文化賞の選考基準が覗われて「納得」ということである。

発表の紙面のしたには手回しよく受賞作品の広告がデカデカと並んでいる。受賞したらこの広告を出さなくちゃならないのか?
うっかり、賞をとらなくてよかったと思った今日この頃である。

実は半分本気で応募したのである。弊社がどうの、編集がどうのということではなく、素材において応募に値すると思ったからである。そして一次選考通過の知らせがこないのを訝しく思ったことも正直に「告白」するのである。

しかし、上述のように、今日の毎日新聞を見て「トータル」に納得したのである。(これは負け惜しみじゃありません)




[2332] Re:[2328] 無題 投稿者:北風 投稿日:2010/11/02(Tue) 09:49  

> 土本典昭さん!

1)そうだよね。訂正。
  土本昭文→土本典昭
言い訳。送られてきたメールをそのまま貼りました。

2)「検事の作文」。まったくね。戦後民主主義ってなんだったんだろう。大逆事件、帝人事件、横浜事件……ロッキード事件、陸山会…。

そういや、清水昭という人がいた。銀座のアポロンというクラブのオーナーで、国家賠償裁判に執念を燃やしていた。
この人は、確か北大の出身で、英語が堪能だったため進駐軍に出入りしていた伝で、テレビの草創期に「太平洋テレビ」という会社を興しアメリカのドラマ(「パパは何でも知っている」とか「ララミー牧場」なんか)を独占的に輸入して斯界に絶大な力を持っていたが、昭和37年、東京地検特捜部に脱税であげられる。12年後に無罪になるけれど、その間に会社は倒産。業界での影響力を失う。ちょうど新聞社を軸にした業界再編成の時期と重なる。この動きに彼が邪魔だったんだね。無罪が確定しても、清水を失脚させたことで特捜部は目的を達した。
彼は、その後アポロンのオーナをしていたわけだが、国賠裁判も却下され無念のうちになくなった。


http://6322.teacup.com/takaamami/bbs


[2331] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/11/02(Tue) 07:12  

>「検事の作文」

――今回の事件は無政府主義者の陰謀といふよりも、寧ろ検事の手によつて作られた陰謀といふ方が適当である。公判廷にあらはれた七十三条の内容は、真相は驚くばかり馬鹿気たもので、其外観と実質の伴はない事、譬へば軽焼煎餅か三文文士の小説見た様なものであつた。(管野スガ「死出の道艸」、『管野須賀子全集』2)――

検事の作文、その作文を担いで喧しく騒ぎ立てるマスメディア――検察の体質は、100年前の大逆事件の時と変わっておらぬということの証といってもいいだろう。
「軽焼煎餅か三文文士の小説見た様なもの」にやすやすとのせられる人たちがいて、なんとなくさもしき顔つきをしている、というのもまた、変わりばえのしないことではある。なんとも哀れで、お寒いことだ。


[2330] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/11/02(Tue) 01:03  

>しかし全療協本部の下です。多磨の自治会は、また2階に行く時は、声でもかけられる、所で、このようなお粗末が発見
される事態、全療協は本気で「ハンセン病基本法」署名に手を付けたのか、伺いたいですね!

・・・*・・・*・・・
最後の闘いという位置づけだったわけですから、もちろん全療協も、自治会も本気だったと思います。
(本気の取り組みでなければ、93万筆以上もの署名を集めることはできなかったでしょう。谺さんなんかは、皆さんの力が必要なんです、私たちにはもう時間がないんです、というような言い方をしていました。)
しかし、自治会の会員=療養所の入所者のみんながみんな本気で取り組んだとは、とてもいえないようなふしもあったりして、他人事のように考えているように見える方もいた(そう見えた、だけかもしれませんが)。
自分はやらなくても、ひとがやってくれるのは当たり前、みたいに思ってる人もいらっしゃったようには見えましたね。 






[2329] Re:[2325] 無題 投稿者:ルリカケス 投稿日:2010/11/01(Mon) 19:12  


> ま、それは措いといて、その「促進法」の「署名活動」に関わった全生園の自治会員のなかに、集まった署名を個人的に死蔵したまま、集約の場に提出もせず、出し遅れて提出できなかった廃棄されるのをこの眼で見た。署名された方々には、何も知らされなかったと思うが、その自治会員が、署名された方々に謝ったという話も聞かない。なんとも無責任なことではないか。
> 当のご本人はその後も“所謂”支援者に囲まれて、何やら活動をされておられるようだが。ハンセン病関連資料収集において果たした業績はこのような事実によっても決して無にされることはないが、それにしても、しかし、である。
> (これを個人攻撃ととられる方もいるかもしれないが、攻撃ではなく、批判のつもりであることをお断りしておく。)
>
*************************
>ハンセン病基本法の署名済み署名用紙の束が某場所の片付けのお手伝いに来ていたボランティアによって見つけられた。

 なんとお粗末な事ですね、私は名瀬市の「奄美和光園の将来構想検討委員会」が、和光園で開催され、前園長から、傍聴に来たらと電話受け言ってみた。

会議内容は全療協会長宮里氏が挨拶、次に全医労の桶谷が、挨拶いたし、2時間の時間帯をすべて「ハンセン病基本法」の署名で時間が費やされた。

名瀬市(現奄美市の検討委員)全員一致で、奄美市が関係
役場&区長に依頼し、大分集めたようですが?

和光園園内ではなかったみたいです。
私は委員の先生方のレベルの低さに、市の健康増進課の課長に、発言できないですかと聞きましたら、だめですと言われたことを、思いだした。

しかし全療協本部の下です。多磨の自治会は、また2階に行く時は、声でもかけられる、所で、このようなお粗末が発見
される事態、全療協は本気で「ハンセン病基本法」署名に手を付けたのか、伺いたいですね!

私自身署名はしていないが?何とか絵に描いた餅になりはしないかと、考える昨今である。

最後にETさんが言われるように、全療協の看板の付け替えの時代ではないですかね!

まぁー如かれるかしないけど物事には次期が大切であることも書いて擱こう!


[2328] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/11/01(Mon) 19:05  

土本典昭さん!


[2327] 岩波『世界』の編集後記。 投稿者:北風 投稿日:2010/11/01(Mon) 17:09  

編集後記
(2010年11月号)
岡本 厚

 厚労省郵便不正事件における村木元局長への無罪判決、確定とそれに引き続く主任特捜検事の証拠改竄問題の発覚によって、特捜検察神話はついに崩壊した。
 この日本最強の捜査機関は、証拠と供述を地道に積み上げて事件を解明するのではなく、逆に、あらかじめある「ストーリー」を描き、それに都合のいいように証拠と供述を当て嵌めていくということが、白日の下に晒されたのである。
 被疑者はストーリーを完結させるための「要素」でしかなく、その供述調書は「検事の作文」で、検事の意に添わない被疑者には、しばしば恫喝や懐柔、誘導が行なわれる。今回は、村木元局長の頑張りと優秀な弁護士たちによって、検察の思惑は完膚なきまでに打ち破られた。
 元局長や弁護士たちへの賞賛は当然のこととして、いま最も追及すべきなのは、検察がここでどのような「ストーリー」を描いていたか、である。
 村木元局長を一つのステップとして、攻め上っていく検察のターゲットは、民主党の有力議員だったのではないか。折りしも総選挙が目前に迫り、政権交代がなされる可能性が高くなっていた。民主党への打撃を狙ったとすれば、これは単なる冤罪事件ではなく、政治的謀略事件だったことになる。
 こうした構図を、「割り屋」の特捜検事が一人で描いたのだろうか。検察上層部も関与していたのではないか。民主党に打撃を与え、政権交代を阻もうとする “検察の意思”を疑わざるをえない。
 思い起こされるのは、この事件の前、昨年春から今年にかけ、政権交代を挟んで、一年にもわたって執拗に続けられた、小沢一郎氏に対する政治資金規正法違反容疑での追及である。あらかじめストーリーを描き、秘書をステップにして、小沢氏を目標とした手法は同じである。
 結局、検察は立件できなかったが、小沢氏は昨年は民主党代表を、また今年は幹事長を辞任せざるをえなかった。推定無罪で報じるべきメディアは、検察が立件も出来なかった疑惑について「政治とカネ」という空疎なスローガンを繰り返して、小沢氏を攻撃し続けた。
 政権は揺らぎ、「脱官僚依存」も「対米自立」も「コンクリートから人へ」もいつの間にか消えていった。検察は目的を達したのではないか。
 検察はメディアを利用して世論を煽り、ターゲットとされた人々を追い詰め、政治的な目的を遂げた。メディアの責任は大きい。
 村木元局長への無罪判決が出る数日前、衆院外交委員長の鈴木宗男氏の上告が最高裁で棄却され、収監が決まった。収賄事件といわれた氏の事件も、もともと無理筋といわれた。贈賄したとの調書を取られた「やまりん」社長は、後に、取り調べの際、検事から「狙いは鈴木一人だ」といわれ、協力しなければ「人間誰でもたたけばほこりが出る」と脅されたと陳述書で明らかにしている。これも検察につくられた事件ではないのか。
 「検事の作文」である供述調書を無批判に採用し、常に有罪判決を出し続けた裁判所は、検察の最大の協力者ともいえる。今回の最高裁の決定は、検察の不正に公然と闘いを挑み続け、最近は沖縄県知事選に官邸機密費が使われたことを暴露していた鈴木氏の政治生命を絶つに等しい。決定は政治的報復そのものだ。
 問題を、一検事の非行に終わらせてはならない。検察や司法の構造的な問題として、徹底的に解明する必要がある。

http://6322.teacup.com/takaamami/bbs


[2326] アジアを描き続ける現代美術家、富山妙子展のご案内を受けましたのでお知らせ申し上げます 投稿者:北風 投稿日:2010/11/01(Mon) 14:43  

アジアを描き続ける現代美術家、富山妙子http://www.ne.jp/asahi/tomiyama/hidane-kobo/展のご案内を受けましたのでお知らせ申し上げます。

11月26日(金)〜12月11日(土)
11:00〜17:00 金/土曜は20:00まで 日曜休館
東京YWCA カフマンホール 入場無料
101-0062 千代田区神田駿河台1−8−11 03-3293-5421
http://www.tokyo.ywca.or.jp
JRお茶の水駅下車徒歩3分

11月27日16:00〜 ピアノとトーク 2500円 高橋悠治/崔全愛など
12月11日16:00〜 「はじけ鳳仙花 わが筑豊わが朝鮮」(土本昭文監督作品)http://homepage2.nifty.com/taejeon/kaiho/kaiho-59a.htm
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[2325] 無題 投稿者:ET 投稿日:2010/10/31(Sun) 13:33  

>全療協が最後の闘いだとした「ハンセン病問題の解決の促進・・・・法」が療養所に何かを誘致して存続をはかろうとしたものだとして、大島に何も誘致できなければ、他の園で敷地のどこに何が建とうが失敗、運動の敗北だと思います。

>署名活動などに関わった方たちはどう考えておられるのでしょうか?

・・・*・・・*・・・
神氏が全療協事務局長の時だったか、「最後の闘い」と言ったのは私も聞いたが、「患者運動」という語は、そろそろ「回復者運動」と、現実に即した言い方に言い換えたらどうだろう。
(「回復者」では、インパクトが薄れるか? 事実に基づかない、現実に即した語ではない語を旗印にした運動に、いったいどれほどのインパクトがあるというのか?)

ま、それは措いといて、その「促進法」の「署名活動」に関わった全生園の自治会員のなかに、集まった署名を個人的に死蔵したまま、集約の場に提出もせず、出し遅れて提出できなかった署名済み署名用紙の束が某場所の片付けのお手伝いに来ていたボランティアによって見つけられ、廃棄されるのをこの眼で見た。署名された方々には、何も知らされなかったと思うが、その自治会員が、署名された方々に謝ったという話も聞かない。なんとも無責任なことではないか。
当のご本人はその後も“所謂”支援者に囲まれて、何やら活動をされておられるようだが。ハンセン病関連資料収集において果たした業績はこのような事実によっても決して無にされることはないが、それにしても、しかし、である。
(これを個人攻撃ととられる方もいるかもしれないが、攻撃ではなく、批判のつもりであることをお断りしておく。)

何でもかんでも国が悪い、国の責任だ、国は責任をとれ、というふうな運動には、私はついていけない。かてて加えて、署名死蔵も平気、というその感性が理解できぬ。そういうふうなこともあって、「患者運動」たらいうものがどうもその語からして胡散臭く、関わりをもちたくないという思いが今の私にはある。何の反省も自己批判もない“運動”ちゅうもののアジにのれるほどノウテンキにはできていないっちゅうこと。これは運動ちゅうものの一端をはたから覗いてみて、学習したことでもある。
回復者のなかに、支援者になかに、真面目に真摯に運動にかかわっておられる方がいることは承知している。
が、そんでも、なぁ…。

知人のなかに、はっきりと、納得のいかないことには署名はできない、と言われた人がいる。
自分自身の思いを、考えを、見つめることをしないで、アジにのるだけなら、運動などには関わらぬほうがいい、とも思う。


[2324] 転載 投稿者:北風 投稿日:2010/10/28(Thu) 16:43  

(無題)
投稿者:朝潮太郎 投稿日:2010年10月28日(木)01時57分46秒 返信・引用
それにしても思うのは、老人ホームと小学校の孤立が伝えられた時点で相当な被害であろうということは想像できたはずなのに。
映像は遅かった。幹線道路が寸断されていたのだから「画」を流せないですよね。島では迂回できる道が少ないのでなおさら。中央の放送局は役場へお決まりの電話取材を繰り返す。しかし役場の職員も把握できてない。茶の間で見ているこちらは、ラジオの時代だったらもっと想像力を働かせただろうに、画が出てこなければ何も起きていないと思ってしまう。
それがなぜか北朝鮮や中国だとわずかな映像でもすべてを見たような気になる。
なんだか気持ち悪いなぁ・・・・

私は青松園に行ったことはありません。が、日本でただひとつ船でしか渡れない療養所。そのことの想像力も足りなかったと思います。患者運動を展開するすべての人が。
たとえば「将来構想」をめぐる緊迫度を在園人数でしか考えられなかった。しかしどう考えても船でしか渡れないのは何より深刻でしょう。そのことの反省もない。国の責任だ責任だとわめいていても何がどう動きましょう。

全療協が最後の闘いだとした「ハンセン病問題の解決の促進・・・・法」が療養所に何かを誘致して存続をはかろうとしたものだとして、大島に何も誘致できなければ、他の園で敷地のどこに何が建とうが失敗、運動の敗北だと思います。

署名活動などに関わった方たちはどう考えておられるのでしょうか?



高松・ハンセン病療養所:大島青松園官用船問題 入所者協議会が集会
投稿者:ルリカケス 投稿日:2010年10月27日(水)09時32分36秒 返信・引用
 国立ハンセン病療養所「大島青松園」(高松市)の唯一の交通手段である客船の運航を厚生労働省が一部民間委託する方針を決めた問題で、全国ハンセン病療養所入所者協議会は26日、東京都内で緊急集会を開き、民間委託の撤回などを求める宣言文を採択した。集会には約200人が参加。園のある大島と高松港などを結ぶ国直営の2隻のうち1隻を来年度から民間委託する方針に、山本隆久・入所者自治会長は「委託案は聞こえはいいが、将来どうなるかが不安。国は隔離した責任を果たし、最後まで直営で運航すべきだ」と訴えた。



ハンセン病:瀬戸内の島の療養所への客船、一部民間委託へ
投稿者:ルリカケス 投稿日:2010年10月25日(月)20時37分58秒 返信・引用
 瀬戸内海の離島にある国立ハンセン病療養所「大島青松園」(高松市)と対岸の四国とを結ぶ唯一の交通手段である国直営の客船について、厚生労働省が一部を民間委託する方針を決めた。園の入所者は「生命線である交通手段の外部委託は国の隔離責任を放棄するもの」として委託の撤回を要求。超党派の「ハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会」(川内博史会長、114人)も25日の総会で民間委託を再考するよう厚労省の政務三役に申し入れることを決めた。

 この問題で全国ハンセン病療養所入所者協議会は26日午後6時、東京都千代田区永田町1の社会文化会館で緊急集会を開く。神(こう)美知宏会長は「国は離れ小島に患者を隔離して人生を奪った責任があり、最後まで直営で運航すべきだ」と訴えている。

 1909年開設の同園は高松港の沖合約8キロの大島にあり、国所有の「せいしょう」(82トン、定員184人)と「まつかぜ」(45トン、同86人)が同港などの間を定期運航している。船員6人のうち2人が来年3月で定年退職するが、厚労省は欠員を補充せず4月からは1隻の運航を民間委託する方針を決め、必要経費を11年度予算の概算要求に盛り込んだ。同省は「国家公務員の新規採用を抑制する政府方針に沿った措置。民間委託でも増便などでサービスを向上させる」と説明している。

 しかし、入所者には不安の声が広がっている。年数回、夜間に園の医療では対応できない急病患者があり、これまでは船員が島に毎晩泊まって対岸の医療機関に緊急搬送してくれたからだ。入所者たちは「本州四国連絡橋の開通で海運業界の経営は悪化しており、民間委託で緊急事態に対応できるのか」などと国を批判している。【江刺正嘉】



奄美大島の豪雨災害、全住民の安否を確認
投稿者:ルリカケス 投稿日:2010年10月24日(日)14時22分2秒 返信・引用 編集済
 鹿児島・奄美大島の豪雨災害は発生から24日で5日目。23日までに5市町村すべての住民の安否確認が行われ、新たな不明者はいなかった。

 24日は災害発生から初めて晴れ間が広がっている。避難していた住民たちは、いったん自宅に帰って警察や消防などと共に後片付けを行った。奄美体験交流館では23日夜、約90人の住民が一夜を過ごしたが、健康面で大きな問題がある人はいないという。

 島では復旧作業が急ピッチで進んでいるが、水道や電気などのライフラインが止まっている地域も残っており、普段の生活に戻るには時間がかかりそうだ。

 奄美地方は25日午前にかけておおむね晴れるが、25日夕方からは強い雨が降る恐れがあるため、引き続き警戒が必要となっている。

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