2005年10月1日  「松本馨追悼講演会」参加票

《アンケート》まとめ

* 参加票回収数:47枚、無回答2枚

1)「松本馨追悼講演会」をどのように知りましたか?

  1. 葉書やチラシを見て :16

  2. メール配信で    :7名
  3. 家族から      :4名
  4. 友人・知人から   :18

  5. その他(友の会HP、他サイト、教会関係、他):6名

(一人で複数回答あり)

2)「ハンセン病図書館」をご存知ですか?

A 知っている :43

  1. 名前だけ知っている   :9名
  2. どこにあるか知っている :3名
  3. 館内に入ったことがある :14
  4. 図書を借りたことがある :8名

B 知らなかった :2名

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○ 「ハンセン病図書館」を知っていて

  ・館内に入ったことがある :33

  ・図書を借りたことがある :19

○ 館内に入ったことがある人で

  ・図書を借りたことがある :57

3)今後どのような企画を希望されますか?

○検証会議の内容について。

○ハンセン病図書館、資料館の歴史の紹介。

○在日韓国・朝鮮人ハンセン病元患者の状況、差別など。

○「ハンセン病と文学」「信仰と文学」についての講演。

○元患者著名人の追悼講演会を2ヶ月に1度位で開催して欲しい。

○入所者の方から「無ライ県運動」や「法廃止以前の療養所の生活」について具体的な話を聞いてみたい(今後の戒めとして)。

○「講座 ハンセン氏病と文学」を何回かにわけて連続講座を企画してください。

○色々とテーマを決めて、たくさん見せていただきたい。

○冬敏之文学について。

○図書館にある史料を活かせるシンポジウム。

○子供の文芸作品。

○ハンセン病図書館の今後について話し合う場をぜひ。

○図書館に長くお勤めである山下道輔さんのお話を聞く場が欲しい。

○テレビを通して現在のハンセン病元患者さん達の現状を映して欲しい。決して悲観的ではなく、社会復帰している人も、そうでない人もそのままの生活を一般 の人に伝えて欲しい。

○今回の後半のセッションのような企画を希望。

○今後の療養所のあり方についてのシンポジウム。

○ライ予防法で行政が犯した誤りを、いかに繰り返さないようにするかについてのシンポジウム。


<ご意見・ご感想>

○プログラム・次第、講演者の略歴についてのパンフレットがあればよかった。

○松本氏の、内外共に苦難の道を歩まれた、その根底にあるものを多く聞くことが出来た事を通 して教えられたこと、大でした。感謝。

○大変貴重な時間となりました、ありがとうございました。

○初めて松本馨さんについての話を聞きました。とても興味深いものでした。信仰と自治会活動が相反するものとの認識がキリスト者の中には主流で、多い中、十字架の捉え方がポイントだと受け止めました。

○大谷先生のお話を直接聞くことができ、大変嬉しかったです。

○中学教師をしています。ここ数年ハンセン病問題の授業に取り組んでいます。

 法廃止まで何もしてこなかった責任として今後も学習を続け、子供たちに伝えていこうと思っています。飛行機の都合で早めに失礼します。今日は大変貴重な機会をありがとうございました。

○松本さんの深い信仰に惹かれました。一人の人間は本当に奥深く、自分が信じて行動する事も、表面 に表れる以上に内面的なものを多く持っていると思いました。私はクリスチャンですが、野上さんの松本さんに寄せる気持ち、話は本当に心打つものがありました。

○新宿集会の日曜聖書講義のテープを数年送り続けました。2_3度お会いしました。

○松本さんの著作を読み直したいと思う。大谷先生のお話は愉快だったが、野上先生のお話は、私の信仰に有益であった。

○とても示唆に富む内容で有難いことでした。

○非常に素晴らしい企画で感謝しています。松本馨さんの著作につきましては、コメント、アレンジなしのままで結構ですので、どうぞ出版していただきたいと心から祈願いたします。今日の皆様の講演のひとつひとつを伺い、皆様の言葉と言葉の間の、あるいは、その奥に松本さんの生き様、言葉にならないものも含めた生き様を感じさせていただき感動いたしました。素晴らしい講演会に感謝しています。

○講師間にも、松本さんに対する違った見方があり、興味深い講演、セッションになったと思う。また、講師の見解だけではなく、現在の入所者の方々の運動や思い等も垣間みることができよかった。

○大谷さんの謙虚な言葉に感動。野上さんのキリスト者(無教会)として松本さんとの交わりについての率直な話に考えさせられた。崩壊体験からの第一回立ち上がりは信仰上の無教会での信仰復活。しかし召天前のは、自治会活動に疲れたのであろうとの見方には少し同感できない。

○今日の二つのご講演は、それぞれ大変感銘深かった。参加して本当によかったと思っています。新しい角度、また、たくさんのヒントをいただきました。自分の不勉強を益々自覚させられました。お話を聞くことは、書物(ご著書)を深く実感できることであり、また著書に導かれることになります。具体的には言い尽くせません。人間が考えるべき共通 の有意義な、今後の勉強の道筋が少し見えてきて感銘深い。確かに、綺麗事ではない、問題を提起するよき追悼会でございました。ありがとうございました。

 大谷先生の崩壊の反論、説得力があり人間的、現実的であると感銘を受けた。さすが本質論議です。

○大変貴重なお話、どうもありがとうございました。松本氏の「科学的かつ人間的根拠に基く人権運動」の理念は多くの人に知ってもらいたいと感じました。

○ご案内をいただいて出席しましたが、全く初めてのことです。出席して皆様のお話を聞き、大いに知り、教えられ、ありがとうございました。

○「ハンセン病図書館」のすべての本が残され、保存されますように。

○着いたのが4時過ぎてしまい申し訳ありません。山下さんの思いに共感するものとして今後とも一緒できたらと思っています。

○今日は、松本馨さんの追悼講演会というので参加いたしました。生前を知る方々も多く集まっていると思います。会の始まりでも黙祷などされるかと思っていたので、それがなく残念でした。まず、追悼の意を表す方が良かったなぁと思います。野上さんの松本さんを語った、非常にシビアな内容は分かる点もありました。しかしながら、松本さんと長く親しくお付き合いされてきた方にとっては、どの様にお感じになるか、少し胸が痛みました。

○長い間、自治会活動お疲れ様。もう少し、元気な人が助けてあげてほしかった。

○松本さんのことは、昔から知っているから。

○松本さんと面識がないため、宗教論、自治会のことは分からなかったですが、素晴らしい人間性に共感しました。

  • ありがとうございました。


<以下はメールで寄せられた感想です>

○講演の内容は、大谷先生と野上先生とそれぞれが別の視点からお話くださり、よかったと思います。
私は個人的には、野上先生が話された二回の崩壊体験は、よく理解できます。
鈴木さんの写真集のタイトルにもありましたが「我が神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」は、イエスが十字架上に死す直前に、叫ばれた最後の言葉ですが、ここに松本さんを重ねております。

○今日の講演には結構感激しました。
元患者さんは自己にも他人にも厳しいんですね。
関係者が多く遠慮されたんだと思いますが、立場がぜんぜん異なっているので内村鑑三と比較するのはナンセンス、松本さんが可哀想だと思います。
最後に大谷さんが反論されて救われました。

○私も大谷さんが最後に、松本さんの基本になっていたものは「自由」だと仰ったとき、よく分らないながら無教会キリスト者の素晴らしさに打たれました。ほんとうに良い講演を聞けてよかったと思いました。