ハンセン病の闘いの歴史に学びともに考えるBBS
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[1975] 言葉だけの救らい思想批判 投稿者:北風 投稿日:2009/03/30(Mon) 09:34  

詳しく書いている時間がないのですが(月末)、ボクは徳田さんのこの文章全体を読んで重大な疑問を持っています。

徳田さんの「救らい思想批判」はそれだけ読めばもっともなのですが、(といっても、これは徳田さんが始めて唱えたわけではなく既に何十年前から「言い旧された」ことです)、予防法廃止以前の関係者が「救らい思想」ゆえに「鬼のような所業」をしたというのは余りにも乱暴です。

歴史の事実や多様性・重層性をきちんと検証しないで、歴史を単純化し改竄しています。

その上で、国賠裁判によって、鬼のような関係者のいる暗黒の療養所から初めて「人権と人間を回復」したかのような、いわば、自分たちを主人公にした新しい「救らい神話」を作り上げています。

したがって、転載や引用をお断りすることはありませんが、「救らい神話」の増殖にお力を貸すことにないようにご注意ください。



[1974] 救癩思想に潜む差別を読んで 投稿者:エリカ 投稿日:2009/03/29(Sun) 09:59  

>私が裁判の中で明らかになった事実から感じたのは、気の毒な人たちを救うという考え方の中にひそんでいる重大な差別性です。
 >救うという考え方は、救う側と救われる側という二つの立場が全く相互に入れ代わることがない、隔絶した立場が前提となっているわけです。
 一所懸命になって救おうとする意識には、救う側にいる人間がすることは当然正しいという認識がある。それが救われる側にいるとみなされている人たちに何を感じさせ、何をもたらすのかを受け取ることを強烈に阻みます。その上に万が一間違いを犯しても、そのあやまちに気づくことを決定的に遅らせてしまいます。

 >ハンセン病隔離政策のなかで療養所における医師、看護師、あるいは職員の方たちが犯したあやまち、その根源のひとつに、私は、救うという意識があるのではないかという感じがしているのです。
         (以下、次号に続く)


 >ハンセン病隔離政策のなかで療養所における医師、看護師、あるいは職員の方たちが犯した過ち、その根源のひとつに、私は「救う」という意識があるのではないかという感じがしているのです。そしてそれは宗教者や、私たち弁護士にも共通していると私には思えてならないわけです。

「救癩思想に潜む差別」を読んで、非常に貴重な発言だと思いました。キリスト者としても留意しなければならないことだと思いましたので、わたしの掲示板に転載させていただいてもよろしいでしょうか。

「臨床実践の視点を学ぶにあたって」に記されていることを簡潔に述べると、

援助関係は一方通行ではありません。「援助する側」と「される側」に分けたとしても「する側」が「される側」を見るように「される側」も「する側」を見ています。「する側」が様々な解決法を掲示するときに「される側」もこれまで生きてきた様々な事情、及び他者に援助を求めなければならない由緒正しき理由をもち、ひとりの尊厳を後ろ盾にして「する側」の前に立っています。
「するもの」と「されるもの」が一人と一人の人間として向かい合い、互いの理解のうえで援助という行為がなさなければならないことに気づかされます。





[1973] 私たち高齢者の介護、医療問題と近況!    (滝尾)                                                                                                                                                                                                                投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/03/25(Wed) 02:26  


 私たち高齢者の介護、医療問題と近況!

 ご心配をおかけしている私の健康の件ですが、今日、「医療施設」および「介護施設」に行きます。しかし、今日の高齢者の介護、医療に関して、見過ごすことの出来ない事実が、政府の厚生行政施策として存在し、高齢者の「いのち」と人権が軽んじられています。具体的には、明日以降、このホームページの掲示板などで詳述します。ハンセン病問題などで国や地方自治体が医療・介護において犯した過ちが、今日の問題として具現化しています。これを無視することは、出来ないと思います。

 「ハンセン病」問題に取り組んだか関係者は、いま一度、今日の高齢者の介護、医療に関して問題意識をもち、行動をとって欲しいと思います。現在の高齢者は戦中、戦後の混乱期を生きた人びとです。また、いまは若くとも、いずれは誰もが歳を重ねて、高齢者となる身です。

 もう一度、E・H・カー著『歴史とは何か』(岩波新書)に書かれている言葉=「歴史は、現在と過去との対話であう」という歴史哲学の精神を思いおこしてください。この著書の訳者の清水幾太郎さんは、この本の「はしがき」で、こう書いています。「‥‥過去は、過去のゆえに問題となるのではなく、私たちが生きる現在にとっての意味のゆえに問題になるのであり、他方、現在というものの意味は、孤立した現在においてでなく、過去との関係を通じて明らかになるものである。したがって、時々刻々、現在が未来に食い込むにつれて、過去はその姿を新しくし、その意味を変じて行く。」と‥‥。こうした精神を思いおこして欲しいと思います。
                                    人権図書館・広島青丘文庫  滝尾英二
                                    ‘09年03月25日(水曜日)02:08




[1972] 生かされる日々――らいを病む人びとと共に 投稿者:北風 投稿日:2009/03/20(Fri) 13:00  

生かされる日々――らいを病む人びとと共に
上田政子 著


敬愛の念をこめてつづる長島愛生園入所者・退所者の生きざま。 精神科病棟の笑いとペーソスにみちた彼と彼女たち。「正史」にあらわれない療養所の諸相がここにある。
著者は元・長島愛生園第五病棟(精神科)婦長。

四六判・上製・424頁 定価2,800円+税
2009年3月発行
ISBN978-4-7744-0435-6 C0036


目 次

第一部 甦る日のために――長島愛生園の人びと――
  甦る日のために
  ある帰郷
  雪の道
  望ヶ丘の子供たち
  社会復帰者を訪ねて
  島の薔薇
  私はこの人たちによって生かされる
  ハンセン病の看護を振り返って

第二部 人にやるもの、なあに――第五病棟の彼と彼女たち――
  (詩) あなたの世界から
  その一 新ちゃんのこと
  その二 おねえさんと蔭の声
  その三 おかあはんと娘たち
  その四 マリちゃんと赤い着物
  その五 不思議の神様
  その六 僕は大野連太郎



[1971] 希望 投稿者:北風 投稿日:2009/03/19(Thu) 15:01  


残念ですがやむをえないことで、お二人に回復をお祈りします。

対策でバタバタしている中、若い人から参加の申込があって、その旨伝えると「お二人のお話を聞けないのは残念ですが、セミナーの趣旨に賛同しているので参加します」とのこと、少し元気が出ました。






[1970] 急告 予定変更。 投稿者:北風 投稿日:2009/03/19(Thu) 14:30  


実は、鶴見俊輔さんは2月に倒れられていて、加藤周一さんの会も代読でした。
鶴見さんからは、「21日の会は短時間でも顔を出したいと思っています」という葉書をいただいていて、出席の意欲を示されていましたが、医師の許可がでずお見えになれないことになりました。

上田政子さんの『生かされる日々―らいを病む人々と共に』の見本が出来上がって、上田さんにご報告の電話を入れたところ風邪で伏せっていて、出席は難しいとのこと。ご高齢でもあり無理はお願いできません。

というわけで、お二人のご出席が駄目になりました。
それで、急遽、「鶴見俊輔とハンセン病」について、木村聖哉さんと「ハンセン病患者隔離への先駆的批判者森幹郎に関する考察」という論文のある杉山博昭さんに、お話をしていただくことになりました。

ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー
      後援・NPO法人むすびの家・FIWC関西委員会・論楽社

      ハ ン セ ン 病 参 加 の 諸 相

(当日、それぞれの話のタイトルが変更されることがあります)
3月21日(土曜)
司会 木村聖哉
鶴見さんとの共著『「むすびの家」物語 』著者。ひとり芝居「地面の底が抜けたんです」プロデューサー。
13:00 開場
13:30 主催者あいさつ 藤巻修一
村松武司のあとをついてハンセン病に関わる。職業は編集者。
14:00 メッセージ 鶴見俊輔
コンスタンチン・トロチェフ、大江満雄との出会いからハンセン病に関わる。また、45年前、ハンセン病回復者の宿泊できる「むすびの家」建設運動の発端を作る。
       鶴見さんのこと 木村聖哉
15:00 隔離批判の先駆者―森幹郎 杉山博昭
ノートルダム清心女子大教員。
16:00 休憩
16:15 大江満雄と私 木村哲也
16:45 討論
18:30 終了
場所を移して懇親会

3月22日(日曜)
司会 虫賀宗博
「論楽社」代表。長年にわたり入所者との交流も深く島田等の詩集『次の冬』を刊行。生前の岡部伊都子との親交も厚い。
9:15 開場
9:30 詩の朗読 佐渡裟智子
初めての本の朗読「草津の墓碑銘」(加藤三郎 栗生楽泉園在住)をきっかけに入所者との交流、音読ボランティアの活動を続ける。「魂の叫びでつづるハンセン病の詩」などの朗読を通じて啓発活動。ゲーテ詩朗読コンクール「特別賞」受賞。
10:00 病とともに生きる―岡部伊都子とハンセン病 虫賀宗博
10:30 ハンセン病はアジアを結ぶ―実践としてのワークキャンプ 
柳川義雄(FIWC関西委員会キャンパー)
竣工後の「むすびの家」活動の中心メンバー。FIWCの第1回韓国ハンセン病回復者村ワークキャンプから連続35回参加。
11:00 質疑応答
11:30 閉会挨拶 湯浅進
NPI法人むすびの家理事長



[1969]  ハンセン病韓国弁護団 「426名補償・39名進行」 (聯合ニュース)の記事を掲載します!   (滝尾)                                                                                         投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/03/15(Sun) 14:01  

 福留範昭先生から韓国の過去問題に関する5記事が滝尾宛にメールで送られてきました。

 記事の内、(1)ハンセン病韓国弁護団 「426名補償・39名進行」 (聯合ニュース)の記事を掲載します。諸記事を翻訳し、届けていただいた福留範昭先生、および「聨合ニュース」の諸記事を翻訳していただいた森川静子先生に感謝に感謝します。
             人権図書館・広島青丘文庫  滝尾英二

‘         09年03月15日 (日曜日)  14:00

 *******************************************************


  [聯合ニュース 2009-03-14 14:28]
【ハンセン病韓国弁護団 「426名補償・39名進行」;小鹿島で報告大会…「関連法の一括補償の方式改正」】


(高興=聯合ニュース)シン・ジェウ記者=日帝強制占領期間小鹿島(ソロクト)などに強制隔離された韓国のハンセン者の被害補償請求訴訟を担当した弁護士たちが、14日全南高興の国立小鹿島病院で訴訟報告大会を開いた。

朴ヨンニプ弁護士(韓国弁護団団長)は、「小鹿島の居住者124名を代理して、2004〜2005年日本政府を相手に提起したハンセン病補償金の不支給決定処分取消し訴訟は、ハンセン者に対する社会的偏見を解消し、補償の道を開いたということに、大きい意味がある」と評価した。

韓国弁護団は、2004年8月日本政府が小鹿島のハンセン者に対する補償金の支給を拒否すると、訴訟を提起したが、日本の裁判所は「小鹿島自立院がハンセン補償法上の「国立療養所等」に含まれない"という理由で棄却した。

その後、韓国・日本の弁護団とハンセン者団体が積極的に糾弾行動を行った結果、日本の議会は2006年2月小鹿島を含む国外のハンセン病療養所を補償対象に含めるハンセン補償法の法律改正案を通過させた。

朴弁護士は、「弁護団が、全国に広まっている補償請求人の陳述書および立証資料を収集して、日本厚生省に補償を請求した結果、現在までに448名の補償請求のうち、426名が補償決定を受けた」と明らかにした。

彼は、まだ立証資料が不足している未認定者22名と補償請求の待機者17名に対しては、今後補償を受けられるように最善を尽くすつもりだ」と語った。続いて、チョ・ヨンソン弁護士は、昨年9月に韓国の国会で通過した「ハンセン被害事件の真相糾明および被害者の生活支援等に関する法律案」の問題点を指摘し、「請求人に対する個別的真相調査ではなく、一括補償方式に全面改正されるべきだ」と主張した。

この日の報告大会には、韓国弁護団と共に日本で訴訟を行ってきた功労で国家人権委員会かち表彰された日本弁護団代表の国宗直子氏をはじめ、日本・台湾の弁護士数十名が参加した。

彼らは、共同声明を発表して、「ハンセン者に対する補償が行われているが、彼らは貧困、病気、社会的差別によって、余生を平安に送れずにいる」、「国家と社会は、ハンセン病に対するこの間の無知と偏見にともなう差別を謝罪し、これに党見合った補償、名誉回復、社会的治癒の手続きなどを履行しなければならない」と強調した。                              〈森川静子訳〉


[1968] 京大会館 アクセス 投稿者:エミ 投稿日:2009/03/15(Sun) 13:40  

京大会館 アクセス/マップ
http://www.kyodaikaikan.jp/access.html
↑に印刷用PDFファイルあり


[1967] Re:[1965] [1961] ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー 投稿者:あさしお 投稿日:2009/03/15(Sun) 01:30  

> > 『島田等「知識人のらい参加」にタイトルを借りて』きましたが、「説明を要する」タイトルはうまくないので下記にすることになりました。
> >
> > ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー
> >       後援・NPO法人むすびの家・FIWC関西委員会・論楽社
> > ハンセン病参加の諸相
> >
> > 3月21日(土曜)
> > 司会 木村聖哉(鶴見さんとの共著『「むすびの家」物語 』著者)
> > 13:00 開場
> > 13:30 主催者あいさつ 藤巻
> > 14:00 基調講演 鶴見俊輔
> > 15:00 生かされる日々―神谷美恵子のこと、らいを病む人々とのこと(仮)
> >          上田政子(元・愛生園精神科婦長)
> > 休憩
> > 16:15 大江満雄と私 木村哲也(大江満雄『癩者の憲章』編者)
> > 16:45 講師と木村さんを交え質疑応答
> > 18:30 終了
> > 場所を移して懇親会
> >
> > 3月22日(日曜)
> > 司会 虫賀宗博
> > 9:15 開場
> > 9:30 詩の朗読 佐渡裟智子
> > 10:00 岡部伊都子さんとハンセン病(仮) 虫賀宗博(論楽社)
> > 10:30 アジアを結ぶワークキャンプ(仮) 柳川義雄(FIWC現役キャンパー)
> > 11:00 質疑応答
> > 11:30 閉会挨拶 湯浅進(NPI法人むすびの家理事長)
> >


<場所>がないです。

下から持ってきました。↓のままでいいかな?


【会場】   京大会館 京都市左京区吉田河原町15−9
     TEL 075-751-8311 (京阪電車「丸太町」下車徒歩7分)
【参加費】  1000円(資料代含む)―当日払い
【申込先】  166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1−14−5(皓星社)藤巻修一
     TEL 03−5306−2088・FAX 03−5306−4125
(お名前・連絡先(〈ご住所)あらかじめ資料をお送りします〉・電話番号をご記入の上、なるべくFAXで申し込みください)

主催:ハンセン病市民学会 図書資料部会
後援:NPO法人むすびの家・FIWC関西委員会・論楽社 



[1966]   与党の「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の最終解決に関する特別措置法案」に対する抗議意思の表明について滝尾からの要請!                 (滝尾) 投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/03/13(Fri) 23:09  


 先に、私のパソコンが故障し、購入した広島の電気器具店に修理に出すので、メールもホームページの原稿投稿も出来なると、私のホームページにお書きしました。ところが、広島の電気器具店げ修理でかました。

 帰宅してみると、たくさんのメールなど私宛に来ていましたが、今夜はとりあえず、水俣病センター相思社の弘津敏男さんから届けられたメールを紹介します。

 水俣病患者の緒方正人さんから緊急要請には、与党の「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の最終解決に関する特別措置法案」は、この「水俣病救済法案」を見過ごすことはできない、抗議の意志を表明したい、という極めて適切な内容の抗議の意思を表明されて、同じ思いの方がたと共同声明をだしたい、ということです。

 声明の趣旨に賛同いただける方は、「”緊急”共同声明に賛同する」旨と、氏名(肩書き※)を記してご返信くださいという内容です。多数の賛同者を得たいと思いますので、ご協力をお願いいたします。

      人権図書館・広島青丘文庫  主宰 滝尾英二

         2009年03月13日 (金曜日)  23:07

 ==========================

 皆様! 先日配信させていただいた与党の「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の最終解決に関する特別措置法案」について、多くの方から感想をいただきました。

http://www.soshisha.org/kanja/2009kyuusai_houan.html

 これにつきまして、水俣病患者の緒方正人さんから緊急要請をいただきましたので、配信させていただきます。

 緒方正人さんは、この「水俣病救済法案」を見過ごすことはできない、抗議の意志を表明したい、同じ思いの方が多数いると思うので、多くの方に呼びかけて、賛同いただける方の名前を列記したい、との旨を伝えてこられました。

 以下の声明文案は緒方正人氏の作成によるものです。声明の趣旨に賛同いただける方は、「”緊急”共同声明に賛同する」旨と、氏名(肩書き※)を記してご返信ください。

 締め切りは3月19日の午後3時です。
声明発表は3月20日です。その際に名簿を掲載させていただきます。

※肩書きはご自身の判断でかまいません。
  (弘津敏男)

  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

"緊急"共同声明(緒方正人文案)

 今般、政府与党の水俣病問題プロジェクトチーム(与党PT)は、未認定患者救済策と称して、「チッソ分社化と三年後の水俣病発生地域の指定解除を主たる内容とする特別措置法案」なるものを今国会に提出すると発表した。

 しかしそれは、一見患者救済と言う美名体裁をとっているが、その正体はいよいよ加害者たちによる水俣病事件の幕引きを画策するものであると断じなければならない。

 そもそも、原因企業チッソの本社と収益事業子会社を切り離す「分社化」とは、加害責任から逃亡する為に本社を替え玉として清算事業団化し、後日これをも解体するというものである。その一方、切り離した事業会社グループは生き残って企業活動によって利潤追求を続けるからくりである。

 これは、明らかに公然たる「偽装倒産計画」であると糾弾しなければならない。さらに、このような邪悪な意図よる「指定地域の解除」は、今日なお続く水俣病事件の被害実態に照らし断じて許される事ではない。

 折しも、今から三十六年前の昭和四十八年の本日三月二十日は水俣病患者、家族による第一次訴訟の判決が下りた忘れられない記念の日である。

 この時、熊本地方裁判所は、原告の多年に渡る計り知れない病苦と苦難に満ちた尊厳からの訴えに応え、原告の全面勝訴とした。

 一方、被告のチッソに対しては、責任逃れの主張をことごとく退け、昭和三十四年の見舞金契約については、「序良俗に反する」と指弾し、その企業体質と罪悪性を厳しく批判し、判決は確定したのである。

 今回、またしても公序良俗に反する分社化と地域指定除を、こともあろうか立法化する策動は、チッソと政府党、さらに環境省をはじめ国、熊本県が一体となって水病封じ込めを目論むものである。

 私達は、水俣病事件の加害者らのこのような横暴かつ当な真実の歪曲に断固として抗議し、撤回を要求するものである。

 右、声明する。

 平成二十一年(二〇〇九年)三月二十日  連名者一同

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※ネットワークこそが相思社の力です。ご意見、ご感想、ご叱責等なんでもお知らせいただければ幸いです。

(届け先)

財団法人 水俣病センター相思社

〒867-0034 熊本県水俣市袋34番地
電話 0966-63-5800:  FAX 0966-63-5808




[1965] Re:[1961] ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー 投稿者:北風 投稿日:2009/03/13(Fri) 19:39  

> 『島田等「知識人のらい参加」にタイトルを借りて』きましたが、「説明を要する」タイトルはうまくないので下記にすることになりました。
>
> ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー
>       後援・NPO法人むすびの家・FIWC関西委員会・論楽社
> ハンセン病参加の諸相
>
> 3月21日(土曜)
> 司会 木村聖哉(鶴見さんとの共著『「むすびの家」物語 』著者)
> 13:00 開場
> 13:30 主催者あいさつ 藤巻
> 14:00 基調講演 鶴見俊輔
> 15:00 生かされる日々―神谷美恵子のこと、らいを病む人々とのこと(仮)
>          上田政子(元・愛生園精神科婦長)
> 休憩
> 16:15 大江満雄と私 木村哲也(大江満雄『癩者の憲章』編者)
> 16:45 講師と木村さんを交え質疑応答
> 18:30 終了
> 場所を移して懇親会
>
> 3月22日(日曜)
> 司会 虫賀宗博
> 9:15 開場
> 9:30 詩の朗読 佐渡裟智子
> 10:00 岡部伊都子さんとハンセン病(仮) 虫賀宗博(論楽社)
> 10:30 アジアを結ぶワークキャンプ(仮) 柳川義雄(FIWC現役キャンパー)
> 11:00 質疑応答
> 11:30 閉会挨拶 湯浅進(NPI法人むすびの家理事長)
>


[1964] 無題 投稿者:あさしお 投稿日:2009/03/13(Fri) 08:35  

あ、夕焼けさん、元気ですか。

東京での上田婦長さんを囲む会に参加して、感想を書きこもうとおもいつつ日々が過ぎてしまいました。
上田さんの詳しいお話は近々晧星社から本が出るそうなのでぜひそちらを。
いろいろなことを、日頃の10倍くらい考えました。何もまとまらないのでまた追々書き込みしたいと思います。

「知識人のらい参加」というテーマにもつながるものがあるかもしれませんが、有名無名にかかわらず時代も場所もスタイルもてんでにハンセン病に参加してきた人々― ただの一度だけ療養所を訪れたことがあるとか講演しただけの著名人にくらべて療養者の話や書いたものにはなかなか現れず、でもふと名前が出ようものならあふれるほどの思い出話が止まらなかったり、よくよく聞いてみればたいへんなおもいをしながらすごいことをやっていたんだなぁとか、そんな人たちがいますよね。きっといつの時代にもどこの療養所、地域にも。療養所を出て生きてきた人たちにも、その周りにも。知らない、聞けないことのほうが多いだけ。「いた」が正しいのかもしれないなぁ・・・

そんなことをグダグダ考えているうちに、京都のプログラムと徳田弁護士の講演録が。

それにしても徳田さんの、ハンセン病の闘いの歴史についての認識はひどい。

北風さんの「問題意識」についていえば、市民学会こそまさにこうした認識を「良心的な発言として」全国津々浦々に広め「まかり通らせる」ためにできたようなものじゃないのか、と言いたい。少なくとも構造はそうなっていると思う。でも、講演録とその下のプログラムに並んだ題目や団体、人々の名前とを見比べながら、とにかくは間口があってそこに集まってくる新たな世代(年齢ではなく)がいる以上、北風さんが市民学会でそれをやろうとすることの意味、意義が、重さをもって見えてくるのではありますが・・・

・・・ジイサンの小便みたいな終わり方になってしまいました。


[1963] ある意味、むごい・・・問い合わせ…を承知で・・・、 投稿者:夕焼け 投稿日:2009/03/13(Fri) 05:18  

私にとっては、貴重と思える「 ハンセン病市民学会・図書資料部会 第3回セミナー 」の期日まで、残すところ一週間となりました。

お尋ねは・・・

主催者側(「ハンセン病市民学会」)の執行部( 共同代表・運営委員・事務局長・事務局次長・会計監事
)の内…どなたかご参加下さるのだろうか!?という 点 です・・・。

特にこの「市民学会」設立にご尽力下さった、共同代表の 徳田 靖之氏  事務局長の 藤野 豊 氏 事務局次長の 遠藤 隆久 氏のご参加が出来れば「市民学会・部会」のご活躍も報われるものと思えるのですが・・・、「セミナー」がより有意義な会となることを望んでいる一人ですし、

徳田さんの 記念講演抄録 のサブタイトルなのでしょうか…、「ハンセン病問題が私たちに問いかけるもの」
この意味を、非常に深化していきたいです・・・。




[1962] 記念講演抄録 投稿者:北風 投稿日:2009/03/10(Tue) 16:15  

記念講演抄録

ひとりと出会う ともに生きる
 ハンセン病問題が私たちに問いかけるもの
●講 師/徳田靖之さん
●講演日/二〇〇六年三月八日 ●会場/大谷大学講堂

当本部において編集し、徳田先生のご了解をいただいております。  
本号と次号に2回にわけて掲載します。              


はじめに

 五年前に確定しました熊本判決は、国に対して、その責任を認め、国の犯した過ちを断罪し、損害賠償を命じるという体裁をとって、社会全体を代表して、裁判所が被害に遭われた方たちに対して謝罪し、そして、国を相手にして数多くの障害を乗り越えて、雄雄しい闘いをされてきたことに人間として称賛している判決だと、私自身は受け止めたいと思い続けています。

 そして、もし、この裁判が三十年早く起こされていたら、いや、二十年早ければ、どれほどハンセン病問題が違っていたのか。どうしてこれほど長きにわたって放置されたのか。

 同じ時代を生きてきた、私たち一人ひとりの側から明らかにしませんと、単に国に勝訴し、国に責任を認めさせたことで事足れりとなってしまう。それはハンセン病問題をおそらく半分も解決したことにはならない。私自身はそんなふうに
思っているのです。


ハンセン病差別の構造

 現在三千人を越える方々がまだ療養所に入っておられます。
 平均年齢は七十七歳を越えておられ、依然として、故郷に帰ることができない
方々が数多くいらっしゃいますし、らい予防法廃止や勝訴以後、社会に出られた方々は、故郷以外の地に、親しい人に支えられて社会復帰される方が多いという状況が続いています。そのことは、法律が廃止されても今なお、ハンセン病差別の構造に大きなメスが入っていないと思うわけです。

 ハンセン病差別は、国家権力が法や政策によって基本構造を作り上げるのです。
 けれども、実はハンセン病と診断された方たちを療養所へ送り出していったのは、多くは隣近所の人たちや学校の教師たちです。このことを抜きにしてハンセン病差別の根深さを理解することは出来ないのではないか、と私は思います。

 そのことを今さらながら教えてくれたのは、二年ほど前、熊本県黒川温泉ホテルに起こりました宿泊拒否事件です。
 この問題の本質は、宿泊拒否という露骨な差別が今なお残っているということ以上に、ホテルの謝罪があまりにも形式的で謝罪になっていないことと、謝罪を拒否した後に起こった社会全体の反応にあります。三〇〇通を越える抗議、誹誇中傷の手紙、はがき、ファックスが菊池恵楓園自治会や恵楓園の原告団に寄せられました。

 私は本当に衝撃を受けながら考えました。

 ハンセン病隔離政策の被害に遭われた方たちが、その過酷な運命を受け入れて、ひっそりと慎ましやかに、いわば同情される、気の毒だと思われる存在として留まっている限りは、理解を示し同情するけれども、ひとたび被害を受けた方々が自分の被害の回復に立ち上がる行動を示し始めると、距離を感じ、違和感を感じ、やがては、思いあがりだと怒るのです。その怒りは、まさに「善意の差別者」の本質が現れていた、と私は思うのです。

 私たちの運動はここを撃だないと、ハンセン病に対する差別や偏見が一掃されることはないのではないか。多くの方々が心安らかに、故郷とのつながりを回復することはできないのではないか。私はこのように思っているわけです。


「救らい」思想にひそむ差別

 この問題が放置されてしまったことを、私たち一人ひとりの側から明らかにしていくことについて、今日は医師たち、宗教者たち、そして私ども法律家の責任というところに限定して、お話をさせていただきます。

 私はこの裁判の中で絶えず考えていたことがあります。

 裁判の中で明らかにされた被害は、本当にとてつもない被害でした。どれ一つをとっても、私ならずとも、人間が人間に対してなしうる所業ではないと思うようなことばかりでありました。そして、それを療養所の現場で実際に実行したのは医師であり、看護師であり、療養所の職員であります。

 そうすると、医師や看護師や職員たちは鬼なのか。鬼だと理解する限り、ハンセン病問題における療養所医師たちの責任の問題はほとんど解明されない。たまたまひどい人たちが療養所に居た、という問題にしかならないのではないでしょうか。

 光田健輔らが掲げた「救らい」の思想というのは、光田健輔を例にとるのが適当でないとすれば、例えば、自分の生涯を奉げ尽そうと、「救らい」の旗を掲げて療養所に飛び込んだ看護師の方が、なにゆえに鬼のような所業の実践者になってしまったのか。ここのところを解明しておかないと、どうしてこういう問題が起こり、長く続いてしまったのかが明らかにならない。私はそう思い続けてきました。

 裁判では、そこは明らかになることがありませんでした。

 私が裁判の中で明らかになった事実から感じたのは、気の毒な人たちを救うという考え方の中にひそんでいる重大な差別性です。
 救うという考え方は、救う側と救われる側という二つの立場が全く相互に入れ代わることがない、隔絶した立場が前提となっているわけです。長島愛生園で勤務をされた小川正子医師が書かれた手記等をお読みになれば、それがすごく純粋な形で私たちに理解されます。

 一所懸命になって救おうとする意識には、救う側にいる人間がすることは当然正しいという認識がある。それが救われる側にいるとみなされている人たちに何を感じさせ、何をもたらすのかを受け取ることを強烈に阻みます。その上に万が一間違いを犯しても、そのあやまちに気づくことを決定的に遅らせてしまいます。

 ハンセン病隔離政策のなかで療養所における医師、看護師、あるいは職員の方たちが犯したあやまち、その根源のひとつに、私は、救うという意識があるのではないかという感じがしているのです。
         (以下、次号に続く)


 ハンセン病隔離政策のなかで療養所における医師、看護師、あるいは職員の方たちが犯した過ち、その根源のひとつに、私は「救う」という意識があるのではないかという感じがしているのです。そしてそれは宗教者や、私たち弁護士にも共通していると私には思えてならないわけです。

 ハンセン病療養所のなかで信仰が果たした役割が大きく二つあることは、誰の目にも明らかだろうと思います。
 ひとつは、信仰の力があればこそ、療養所の中で地獄のような社会を生き抜いていくことができたという事実。これは、療養所におられた圧倒的に多くの方が信仰を持っておられる事実によって明らかであります。

 大谷派をはじめとして自分たちが果たした過ちを自己批判される際にも、信仰の持つそうした力に関しては正当に評価をなさった方がいいのではないかと私は思っております。
 ただし、療養所において宗教者が果たした役割はもう一つの側面があったことは間違いのない事実であります。それは先ほど私か中しました「救らい思想」と、まさに符合しています。
 まず、布教して信者を増やそうということ自体は教団側の論理です。なおかつ、誰もが足を踏み入れようとしなかった、とんでもない偏見を持っている時代の中で、療養所の中に入っていくこと自体は、自らの信仰心を試す場でもあったはずです。

 つまり、信者を増やしたいという意味においても、自らの信仰心を検証するという意味においても、療養所における布教活動は宗教者側の自分中心的な動機というのが非常に強かったのではないかという思いがしています。

 しかし、それを意識することなく、困っている人のために信仰というかたちで救いの手を差しのべたいと行われたのが療養所のなかにおける布教活動だったのではないかと、私には思えてなりません。

 そこから出てくる結論は、その過酷な運命を受け入れて、いかにして安らかな生活をおくっていくのかという心構えを作っていくうえでの信仰にならざるを得なかった、と私は思うわけで、療養所の中で宗教者が果たした役割の二面性は忘れてはならないと思うのであります。

 同じような問題意識で私たち法律家、特に弁護士を考えてみたいと思います。
 弁護士は招かれて講演をする機会には、たいてい人権の尊さを説いているのです。
 その弁護士たちが八十九年間におよぶ隔離政策のなかで、ハンセン病隔離政策を弾劾することを基本的にやれなかった。
 なぜなのかが問われるわけです。機会がなかったわけではないんです。ハンセン病だと診断された人が刑事事件を起こしたとします、どこで裁判が行われたか。療養所の中に特別法廷というのを作ってそこで裁判をしてきたのです。つまり治外法権、日本の国の中でありながら日本の裁判所の建物の中で裁くことを私たちの国はしなかったわけです。

 実は六十六人の弁護士たちが特別法廷に弁護人として立ち会っているわけです。
 しかし、その弁護士の中から、何故、通常の裁判所の建物内で裁判が行われないのかという声を上げた人はI人もいません。人権を説くことに熱心な職能集団でありながら根本的な人権問題について目を向けられない。こんな背理がありましょうか。私はこの問題を考え抜かない限り日本の弁護士に将来はないと実は思っているのです。

人権というのは言葉で言うと実にはっきりしているように見えるのですが、実はあいまいなもの。何か人権問題なのかは、一人ひとりが研ぎ澄まされた視点で見抜く目を絶えず養っていないと人権問題は素通りするのだということです。

 世界で最初に作られた人権宣言であるアメリカ独立宣言には、「人は生まれながらにして侵すべがらざる権利を有し本質的に平等である」と、高らかに謳ってあるんです。しかし、その人の中には先住民であったネイティブアメリカンもアフリカ系の黒人たちも含まれていない。徹底的に差別しているのに、等しく権利を共有すると、しらっと言ってしまうのが法律です。

 人権というのは、人権を侵害された人たちが立ち上がり闘うことによって、その中身が少しずつ少しずつ豊かになって来たのです。絶えずそのことを意識しないと、人権問題についてわかったような気でいる人間ほど人権問題がわからないのではないかと思うのです。

 それから、あえて自分にむち打つという意味で申し上げているのですが、ハンセン病国賠訴訟も、当初私たちは隔離政策による被害救済の裁判という言い方をしてきました。
 人権事件に対して今も多くの弁護士は被害救済ということを掲げます。

 私も国賠訴訟の途中で気づかされたのですが、救済という考え方は救済する主人公がいるのです。それは弁護士であり裁判官です。だから肝心かなめの原告となった人たちはいわば、救済の対象なんです。被害救済というかたちで裁判をやろうとする限り、主人公は弁護士であり裁判官。そのような裁判に対する見方を掲げつづけている限り差別意識、人権問題に鈍感な弁護士における本質的な弱点を克服することが出来ないだろうと気づかされたんです。あくまでも被害回復の主体として原告たちが位置付けられる裁判でないと意味がないということです。
 それが判決後のハンセン病問題を考えるうえで私たちが一番の出発点にしなければいけないことだと思っております。

 言葉は熟しませんけれども、そういう意味で「救らい思想」を掲げた光田イズムと宗教者と私たち法律家には、まさに共通の差別意識といったものが存在し続けたのだということを私は思っているのです。
              (おわり)



[1961] ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー 投稿者:北風 投稿日:2009/03/10(Tue) 11:34  

『島田等「知識人のらい参加」にタイトルを借りて』きましたが、「説明を要する」タイトルはうまくないので下記にすることになりました。

ハンセン病市民学会図書資料部会第3回セミナー
      後援・NPO法人むすびの家・FIWC関西委員会・論楽社
ハンセン病参加の諸相

3月21日(土曜)
司会 木村聖哉(鶴見さんとの共著『「むすびの家」物語 』著者)
13:00 開場
13:30 主催者あいさつ 藤巻
14:00 基調講演 鶴見俊輔
15:00 生かされる日々―神谷美恵子のこと、らいを病む人々とのこと(仮)
         上田政子(元・愛生園精神科婦長)
休憩
16:15 大江満雄と私 木村哲也(大江満雄『癩者の憲章』編者)
16:45 講師と木村さんを交え質疑応答
18:30 終了
場所を移して懇親会

3月22日(日曜)
司会 虫賀宗博
9:15 開場
9:30 詩の朗読 佐渡裟智子
10:00 岡部伊都子さんとハンセン病(仮) 虫賀宗博(論楽社)
10:30 アジアを結ぶワークキャンプ(仮) 柳川義雄(FIWC現役キャンパー)
11:00 質疑応答
11:30 閉会挨拶 湯浅進(NPI法人むすびの家理事長)



[1960]  「小鹿島(ソロクト)、橋は開通はしたのに.………(YTN)」 <本年3月6日付けのYTN の記事>を『滝尾英二的こころ』などの掲示板に掲載します。                                                                                                                                                投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/03/09(Mon) 17:21  


 福留範昭先生から韓国の過去問題に関する6記事が滝尾宛にメールで送られてきました。この記事を『滝尾英二的こころPar2』の掲示板に掲載します。

 また、「(2)小鹿島、橋は開通はしたのに.………(YTN)」<本年3月6日付けのYTN の記事>を『滝尾英二的こころ』などの掲示板に掲載します。6記事の全記事は、ご面倒でも『滝尾英二的こころPar2』の掲示板から、ご覧ください。

                             人権図書館・広島青丘文庫  滝尾英二 ‘09年03月09日

 2) ****************************************

[YTN 2009-03-08 01:49]
【小鹿島、橋は開通はしたのに……】

(動画あり)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=052&aid=0000241149


<アンカーコメント>
ハンセン者が集まって住んでいる全南高興(コフン)の小鹿島(ソロクト)と陸をつなぐ橋が8年ぶりに完工しました。しかし、橋には車道だけがあり、歩道がなくて、大部分車を持たないハンセン者のための橋ではないとの不満が出てきいます。金ボムファン記者が取材しました。

<リポート>
ハンセン者のくつろぎの場である小鹿島と陸地をつなぐ橋が工事開始8年後に完工しました。ハンセン者が、主に日帝によって強制的に隔離されて100余年後のことです。

<インタビュー: イ・ナムチョル、高興小鹿2里里長>
「長い間、約100余年近く閉じ込められて生活してきたのに、このように橋が作られて、どれくらい生活が便利になったのか分かりません。」

モノレールの吊り橋の小鹿大橋は、1,600余億ウォンを投じて、連結道路などを含み、3,400余mの規模で建設されました。ここノクトン港から小鹿島までは、500余mで腹なら、わずか5分程度しかかかりませんでした。

橋ができて、一日に40回余り通った船便は、4回程度に減りました。問題は、小鹿大橋が、風が強いうえに、歩道がないということです。しかし、小鹿島のハンセン者約620名のうち、車がある人は20余名程度に過ぎません。橋の欄干も低く、平均年令が74歳のハンセン者が小鹿大橋を電動カートで利用するの危険千万なことです。

<インタビュー: キム・ジョンヘン、国立小鹿島病院自治会長>
「この橋は、私たちハンセン者のために作られた橋ではないと思います。電動車で行ける道を作らなかったので、年配者たちの不便はより深刻になりました。」

また、観光客は来ているのに、お手洗いと案内所なども充分用意されていないのが実情です。小鹿島の主人であるハンセン者は、小鹿島は観光地ではなく、自分たちが治療を受ける所ということを知ってくれと訴えています。 YTN のキム・ボムファンでした。




[1959] 講演 投稿者:北風 投稿日:2009/03/05(Thu) 09:20  


問題は、このような認識が「良心的発言」としてまかり通ってしまうところにあります。また、まかり通らせる現状があります。

参加者が〔いたら〕、後日、その討議の内容と全文を掲載します。




[1958] Re:[1957] 勉強会 投稿者:ルリカケス 投稿日:2009/03/04(Wed) 22:50  

> 今度の土曜日(7日)1時から弊社大会議室で、徳田靖之さんの「ひとりと出会う ともに生きる―ハンセン病問題が私たちに問いかけるもの」という講演要旨を読みたいと思います。
**
奄美は遠いですね!凄く関心あります。
徳田弁の話に?

ハンセン病基本法について、大島青松園は社会への門戸をあきらめました。

このような時期に弁護士&全療協の発言を聞いてみたいです。

北風さん「ハンセン病基本法」どう思っているのですかね!
弁護士&全療協は??

奄美支部はセンターに入所者を送っています。
医師の診療援助もセンターから、頻繁来ます。

何か昔に戻りつつあります。


[1957] 勉強会 投稿者:北風 投稿日:2009/03/04(Wed) 14:58  


ふーう。

今度の土曜日(7日)1時から弊社大会議室で、徳田靖之さんの「ひとりと出会う ともに生きる―ハンセン病問題が私たちに問いかけるもの」という講演要旨を読みたいと思います。

「ハンセン病問題」の現状にかんして、色んな問題点を含んでいると思いますので、ぜひ皆さんのご意見を伺いたいと思います。

時間のある方はご参加ください。


【百鬼夜行】
ところで、ハンセン病資料館の運営に関し、科学技術振興財団が、東村山の某NPOに下請けに出すという「噂」がある。
また、学芸員は履歴書を求められているそうだから、再雇用の可能性は高い。



[1956] Re:[1768] [1767] 知識人のらい参加 投稿者:エミ 投稿日:2009/03/04(Wed) 10:54  

> >
> > 問題意識としては、極論すれば、最近の「知識人」は迎合するか、調査対象としか見ていないのではないかという懸念がある。
> >
>
> 鶴見さんのお返事を待って、部会に正式に諮り準備を始めたいと思います。
> 事前の勉強会無しでいきなりでは、(このテーマに限らないでしょうが)成果は薄いし、せっかくの機会を生かせないですから。
>
・・・・・・・・
↑の「事前の勉強会」はいつ行われるのでしょうか? 
この板はちょくちょく覗いていますが、勉強会開催の告知はまだ見かけませんが?


[1955] ハンセン者の監禁室に入る日本大使 (ニューシス); 日本政府 「小鹿島ハンセン者の補償完了」 (クッキーニュース)など 投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/02/25(Wed) 08:15  


 福留範昭先生から韓国の過去問題に関する4記事が滝尾宛にメールで送られてきました。これを『滝尾英二的こころPar2』の掲示板に掲載します。また、(1)ハンセン者の監禁室に入る日本大使 (ニューシス)および(2)ハンセン者の監禁室に入る日本大使 (ニューシス)は、『滝尾英二的こころ』の掲示板などに掲載します。私としては、過去事実を振り返り、感無量の思いです。

 『聨合ニュース』の翻訳していただいた森川静子先生、また、メールを翻訳し、届けていただいた福留範昭先生に感謝します。

                          人権図書館・広島青丘文庫  滝尾英二

                          ‘09年02月25日(水曜日)08:02

 *****************************************************************

 福留です。韓国の過去問題に関する記事を紹介します。

1) ハンセン者の監禁室に入る日本大使 (ニューシス)
2) 日本政府 「小鹿島ハンセン者の補償完了」 (クッキーニュース)

1) ******************************************************************

[ニューシス 2009-02-24 19:05]
【ハンセン者の監禁室に入る日本大使】

(高興=ニュシース) 24日午後、重家俊範駐韓日本大使が、全南(チョ高興郡(コフングン)の国立小鹿島(ソロクト)病院を訪問し、日帝時代おハンセン者の死体を検視した検視室を見学している。重家大使は、この日、日本で小鹿島居住のハンセン者に対する補償手続きが完了したことを伝えるために訪問した。 /メン・テファン記者

(写真あり)
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0002543012

http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=003&aid=0002543009


2) ****************************************

[クッキーニュース 2009-02-25 00:24]
【日本政府 「小鹿島ハンセン者の補償 完了」】


3・1記念日90周年を前にして、重家俊範駐韓日本大使は、24日日帝強占期にハンセン者が強制隔離収容された天刑の島 全南高興(コフン)の小鹿島(ソロクト)を訪れて、過去の日本政府の過ちを詫びて、小鹿島のハンセン者に対する補償が事実上完了したと明らかにした。

重家大使は、日本政府がハンセン者に精神的苦痛を与えたことに対して謝り、「今月9日、日本政府は小鹿島のハンセン者に対する補償を、事実上完了した」、「今回、124名全員に補償することができるようになった」と語った。ハンセン者に渡る補償金は、1人当り800万円。小鹿島のハンセン者が2003年日本政府を相手に被害補償を請求してから、5年後のことだ。

重家大使は、現在病院で入院治療中のハンセン病患者たちに会って、痛みを分かち、治療過程も詳細に聞いた後、小鹿島自治会の住民たちに会い、過去に行われたことに対するお詫びと慰みの言葉を語った後、ハンセン者の納骨堂を訪問し、故人たちの霊を賛えた。

小鹿島のハンセン者たちは、日本大使に、いまだ補償を受けることができない小鹿島の外側の定着村に暮らすハンセン者22名に対する補償も急ぐように要求した。

重家大使は、「現在、補償が審議されている小鹿島以外の地域のハンセン者22名に対しても、早急な補償決定がなされるようにし、心の傷まで癒されるように努力する」、「今、高齢者の方らがおられるので、早く決定する」」と約束した。



[1954]  「ハンセン者特別法」 恨多き歳月 補償されるか、 送葬法に代わって、生きているハンセ者の特別法 全面改正至急:: (「メディカルトゥデイ」に掲載)                                                                                                                                                                                                                                                                         投稿者:滝尾 英二 投稿日:2009/02/23(Mon) 18:48  

「ハンセン者特別法」 恨多き歳月 補償されるか(メディカルトゥデイ)                    

 福留範昭先生から韓国の過去問題に関する7記事が滝尾宛にメールで送られてきました。その記事を『滝尾英二的こころ:第二部』の掲示板に掲載します。また、「ハンセン者特別法」 恨多き歳月 補償され送葬法に代わって、生きているハンセ者の特別法 全面改正至(メディカルトゥデイ)は、『滝尾英二的こころ』の掲示板などに掲載します。

 『聨合ニュース』の翻訳していただいた森川静子先生、また、滝尾宛に記事を翻訳し、届けていただいた福留範昭先生に感謝します。


                           人権図書館・広島青丘文庫  滝尾英二

1******************************************************************

[メディカルトゥデイ 2009-02-22 08:10:11]
【「ハンセン者特別法」 恨多き歳月 補償されるか; 送葬法に代わって、生きているハンセ者の特別法 全面改正至急】


(ユン・ジュエ記者) ハンセン者たちが社会的偏見と差別を払って正当な政府補償を要求するために、現行の「ハンセン者特別法」から改めるべきだという主張がなされている。

社会的偏見と差別によって一時は「らい病」と呼ばれた「ハンセン病」が、最近では有病率が急激に低くなり、ハンセン者の島で有名な小鹿島(ソロクト)は、今年上半期中に陸地と結ばれて、「疎通」の場が設けられる見込みだ。

ハンセン病は、神経、骨、目、その他の機関に損傷を負わせて、時に手足の感覚がなくなって、身体障害者になる可能性はあるが、死亡する場合はめずらしい。しかし、ハンセン者は日帝植民地時代に小鹿島に強制収容された後、監禁、暴行、断種(生殖機能なくすこと)などの被害を受け、いまだ社会的な偏見と差別で、2世代まで被害を被っている。

こうした中、20日国会保健福祉家族委所属の林斗成(イム・ドゥソン)議員が、「ハンセン者被害事件被害者の名誉回復および補償等に関する法律」の立法公聴会を開いた。足の踏み場もないくらいに全国から訪れたハンセン者たちは、息を殺しながら、現行のハンセン者特別法を生きているハンセン者のための法に改正すべきだと口をそろえた。

全面改正案には、▲ハンセン者被害事件の真相究明および病気に対する正しい教育と広報 ▲ハンセン者被害事件真相究明および補償審議委員会を設けて、報償金を支給するようにしている。また、▲ハンセン者被害者またはその遺族に対する生活支援金の支給 ▲遺族が民法にともなう財産相続規定によって報償金などを支給されるように権利を保障している。

ハンビット福祉協会会長として活動してきた林議員は、「永遠の社会的弱者であるハンセン者が、国会議員に当選した」とし、「ハンセン者の人権回復と福祉増進のために、ハンセン者特別法が制定され、昨年10月から施行中だが、すでに死亡したハンセン者に対する『送葬法』であり、生きているハンセン者には無用の長物だ」と、全面改正案の趣旨を説明した。

ハンセン者の多数が、基礎生活受給対象者で最低限の生計を立てているので、一括的な補償、正当な財産権の認定などの内容を改正案に含めるという。大部分が無許可の建物に住んでいて、正当な評価を受けられないケースが多いからだ。

特に今回の公聴会は、ハンセン者被害事件真相糾明委員会を廃止して、「真実・和解のための過去事整理基本法」に基づく真実・和解のための過去事整理委員会に機能を統合するという法案が発議された後に開かれ、各界の注目を浴びた。

昨年11月ハンナラ党の申志鎬(シン・ジホ)議員は、政府の中に設置されて運営中の14の過去事委員会の機能が類似しており、重複する点が多く、効率性を高める必要があるとして、過去事委員会を統廃合する法案を発議した。申議員が発議した改正案は、保健福祉家族委、行政安全委員会にそれぞれ回付されて係留中であり、関連の過去事真相究明諸団体の反発を呼んだ。過去事の真相究明において、効率性の物差しを突きつけること自体が、問題だというのだ。

政府は公にハンセン者の人権回復を約束してきたが、70〜80代の高齢のハンセン者は、小鹿島以外の地域に散って住んでいながら、いまだ「陸地の中の小鹿島」の生活をしているからだ。

金ジョンピルハンセン病院長は、「日本より33年もはやくハンセン者の強制隔離に関する法規が廃止されたが、制度的な次元に過ぎず、ハンセン者に対する人権侵害問題は完全に解決されなかった」、「実際に、医学的判断によって、近隣の3次診療機関に患者を移送しようとする場合に、行政的な入院問題で、極めて多くの困難を経験している」と吐露した。

高麗大韓国社会研究所の金ソンオプ教授は、「改正案には、補償に対する国家の責任を明示し、脱落した被害事件が含まれるように、被害事件の範囲を拡大すべきだ」、「遺族と被害者家族に対する支援を新設し、被害者に対する国家報償金が一括的に支給されるようすべきだ」と提案した。

林議員が提案した全面改正案が、どのくらい実効性があるかという指摘も提起された。法務法人 ドンファのチョ・ヨンソン弁護士は、全面改正案でハンセン者に対する補償
を認めたことは、前進と評価しうるが、ハンセン被害事件およびその被害者と立証するには、現実的な困難があると指摘した。

さらに、大部分の実際の被害者が高齢で、すでに死亡したり、婚姻のためには断種が避けられなかったので、遺族がある場合もめずらしく、遺族が補償請求をしても、死亡者の被害事実を立証するのが難しいというのだ。

保健福祉家族部のイ・ドキョン疾病政策官も、解放後1963年2月まで国立小鹿島病院に入所したハンセン者に対する一括補償が妥当だという意見を述べながらも、「法案が通過した後に、報償金を支給すきだが、予算が少なく、企画財政部の通過が容易ではないだろう」と懸念した。

一方、国会議員の多数が公聴会に顔を出し、統一して、次はハンセン者に対する福祉のために努力すると約束しもした。討論が行われている中参加した朴槿恵(パク・グネ)前総裁は、公聴会の最後まで席を守って、関心を示した。




[1953] Re:[1952] 上田婦長さんを囲む会。 投稿者:北風 投稿日:2009/02/18(Wed) 18:02  

>
> 上田政子婦長さんは、24日に上京され28日にお帰りになる予定とのことです。
> そこで、松ちゃんの肝いりで「婦長さんを囲む会」を2月27日(金)13:00〜から行いたいとおもいます。
>
> 人数によって会場が変わります。

会場は、ソーシャル会館に決まりました。



[1952] 上田婦長さんを囲む会。 投稿者:北風 投稿日:2009/02/14(Sat) 12:30  


上田政子婦長さんは、24日に上京され28日にお帰りになる予定とのことです。
そこで、松ちゃんの肝いりで「婦長さんを囲む会」を2月27日(金)13:00〜から行いたいとおもいます。

人数によって会場が変わります。
それで、参加希望者は松ちゃんにご連絡いただくか、下記にメールをください。会場決定の都合上、16日くらいを目処にご連絡くだされば幸いです。
fuji@libro-koseisha.co.jp



[1951] Re:[1950] 無題 投稿者:北風 投稿日:2009/02/12(Thu) 10:49  

> 文部科学省は、「教育」をとおして「善導」から「思想統制」、はては思想動員までを行ってきた履歴をもつ省。
> 経済産業省は、産学協同による学の応用と実践、およびそのプロモーションのプロパー。

つまり、松本さんの「患者側の資料は患者側で収集保存しておかないと・・・」という遺志と正反対になってしまった。
中途半端な姿勢と妥協によってこの事態に手を貸してしまったという自責の念が強い。

>今、↑を言ってもはじまらぬよ。

とは言うものの。



[1950] 無題 投稿者:エミ 投稿日:2009/02/11(Wed) 11:20  

文部科学省は、「教育」をとおして「善導」から「思想統制」、はては思想動員までを行ってきた履歴をもつ省。
経済産業省は、産学協同による学の応用と実践、およびそのプロモーションのプロパー。

ふれあい福祉協会なんぞに資料館運営を任せておけば、これがちっとも楯にならん。厚生労働省が「きめ細かな指導」をすれば、某学会から批判の声が挙がる。そこへゆくと、今度の運営委託先は、まさしく「啓発」に“もっともふさわしい運営機関”であって、しかも国策路線を三省で「指導」できることにもなる。これで、少なくとも資料館運営について、厚生労働省が直批判にさらされることもなくなる? ホントカ?



[1949] ところで 投稿者:北風 投稿日:2009/02/10(Tue) 12:39  


科学技術振興財団の所管官庁は文部科学省と経済産業省。
なわばり意識の強いお役人としては、これはどう解釈したらいいんだろうか。

厄介払いかね。いいやそんなことはありません。もっともふさわしい運営機関を見つけてくださったのです。ホントカ。





[1948] いやはや・・・ 投稿者:リベル 投稿日:2009/02/09(Mon) 04:18  

ここ数日「骨董品」をいじるのに夢中になっていて、厚労省のサイトは見なくても「ニュース」と「ゆいの会」だけは見るようにしていたのにそれもさぼってしまって。

こういうことになっていようとは、先程こちらを訪問するまで露知らず、今「ニュース速報」に大急ぎで書き込んできたという、まあお粗末でした・・・^^

もっと、誠実に日を送らなければダメですね・・・(;´д`)ハァハァ


[1947] 無題 投稿者:エミ 投稿日:2009/02/07(Sat) 21:39  

>ハンセン病図書館の閉鎖に断固として反対しなかったことが悔やまれる。

今、↑を言ってもはじまらぬよ。



[1946] 狸が退いて虎が出てきたが。虎の牙はどっちにむくか。 投稿者:北風 投稿日:2009/02/07(Sat) 19:48  

おいらの予想は大きく外れた。

おいらは、ふれあい福祉協会は厚労省がもっと面倒見るのかと思ったが、切り捨てたということかな。
そういう話は、耳に入っていたが、色んな「猜疑心」がその情報を言葉どおりに信じなかった。

しかし、それにしてもわずか二週間で科学技術振興財団が、公示を請けて運営参加の決定をしたとは到底考えられず、周到な根回しの末の出来レースであることは間違いないだろうね。
締め切り後、わずか2日で決定発表だ。お役所にしては、実に迅速な決定で、前から決まっていたとしか言いようがない。
また、全療協は納得というが、全療協の意思決定機関はどこなんですか。検討会議を開いたとも聞かないが、わずか二日で決まるんですかね。弁護団の発言もない。

科学技術振興財団と聞いて、[1941]の公示に「ハンセン病に関する実績の条項がない」というのが辻褄があう。
入所者の手作りで始まった資料館がますます入所者から遠いものになったことは間違いない。
ハンセン病図書館の閉鎖に断固として反対しなかったことが悔やまれる。

この出来レース、馬券を買っていたのは誰だろうね。
ハンセン病は科学技術の問題かというような与太はおいとくとして、科学技術振興財団が身体を張って国の干渉を阻止するとは到底思えず、この先どう展開するのか注目しよう。

「高松宮」を外して国立にせよといって国の干渉を招き、ふれあい福祉協会をはずせといって、国策機構に運営を委ねることになった。リベルさんじゃないが「官僚」の狡猾さには負けるね。



[1945] 無題 投稿者:エミ 投稿日:2009/02/07(Sat) 17:11  

日本科学技術振興財団
http://www2.jsf.or.jp/


[1944] 無題 投稿者:エミ 投稿日:2009/02/07(Sat) 16:56  

財団法人「日本科学技術振興財団」(会長・有馬朗人元東大学長)に、国立ハンセン病資料館の管理運営を委託

↑「ゆいの会」のサイト
http://hansenvolunteer.blog.shinobi.jp/
に掲載されています



[1943] Re:[1942] 認識不足 投稿者:ルリカケス 投稿日:2009/02/07(Sat) 14:40  

> そうか。例えば「大阪人権博物館」は、財団法人だから応募資格もあり、実績もあるわけだ。
> なるほどなあ。あっと驚く「サプライズ」があるかも知れん。
>
>>ぷんぷん!

>大阪ですか?何か「サプライズ」あるかも知れん。

>>う・・ん・・においあるかも知れないですね!

>>誰かさんが、良く講演に行く所です。



[1942] 認識不足 投稿者:北風 投稿日:2009/02/07(Sat) 13:00  

そうか。例えば「大阪人権博物館」は、財団法人だから応募資格もあり、実績もあるわけだ。
なるほどなあ。あっと驚く「サプライズ」があるかも知れん。






[1941] 未確認情報 投稿者:北風 投稿日:2009/02/07(Sat) 09:57  

どこか応募があったという。
小生は見落としたのですが、「公示」の問題点として「ハンセン病問題」についての実績も見解も問わないことを指摘した人がいました。
4月から運営を任された団体の学芸員は一から勉強しなおすのかね。





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